ブログ

老朽化した文化住宅をリノベして民泊に

先日、大阪府住宅まちづくり部の方々が事務所におみえになりました。

以前わたしたちがリノベ―ションした文化住宅や長屋に興味をもたれ、大阪にどんどん増えている空家対策に、それらの事例が有効と考えられてのヒアリングのためでした。

わたしたちは、「たてもの再生PROJECT」として、老朽化して入居者の少ない文化住宅や耐震性に不安な長屋にお住まいの方々へのリノベーションの提案をいろいろさせて頂いておりました。IMG_5383

例えば、空室だらけの文化住宅。

オーナーにとっても、今後どうしていいかわからないお荷物が、リノベすることにより、入居待ちの収益物件に蘇り、その建物の寿命が少なくとも30年伸びるということで、大変喜ばれています。

空家は、賃貸以外に、グループホーム、保育施設、そして今特に思うのは、増え続ける外国人観光客用にリノベして民泊にするという活用方法があります。

わたしの廻りにも民泊用に賃貸物件を探している民泊運営グループが結構いるというのもその理由です。

ホテルに宿泊するのとは違う、街中で住まうように泊まりたいと思う外国人観光客の層は確実に増えていきます。行政には、日本らしさや、大阪らしさのあるデザインを意識したリノベを支援してもらえたらと思います。1W0A4554

そのように再生された文化住宅や長屋が、点として増えていくと、街歩きももっと楽しくなり、外国人観光客にも、観光スポットだけではない大阪の魅力を発信していけると思うのです。

そんなことを大阪府の方にお話ししていると、古い空家をリノベしたい気持ちがどんどん膨らんでいきました。

わたしにとって、空家は料理しがいのある高いポテンシャルを持つ資源です。図4

大抵の一般の方は例えば昭和初期の鉄筋の入っていない基礎をもつ木造などリノベできないと思っておられますが、ほとんどの場合新築の半額以下の費用で、2戸を1戸にして面積を広げるなどの、全く異なるプランニングをすることによって新しい役割を担わせることができます。

お悩みの方はぜひ、お声掛け下さいね。

 

 

 

2017.7.13/ブログ/コメントする

燃費半分で暮らす家―マスターしたい一冊

この春から増補版で書店に並んでいる「燃費半分で暮らす家―新住協の家づくり」

一般の方が読んで大変わかりやすい上に、専門家である私たちも教科書にしている、深い内容の素晴らしい本です。

IMG_5336

先日もこの本の勉強会がありましたが、またいろいろな発見がありました。

住む人が笑顔になる住まいを造るのに、今まではプランニングやデザインのことが頭の大半を占めていましたが、その前提になる温熱環境の研究が

随分すすんで、まずはそこを前提として押えなければならないと思っています。

グラスウールを使ったローコストの高断熱住宅を、長年に亘って研究されてきた鎌田先生の成果から、たくさんのものを学んでいきたいと思ってい

ます。

それにしても暖かい地域でのこれらの仕様は、具体的にはまだまだこれからというのが現状です。

夏場にベストな高気密高断熱住宅は?実際仕様について、住宅の専門家、施工者、設計者いろいろな意見があります。

今も、クライアントの長年の暮らし方に合わせた高断熱住宅にするため、窓選びから頭を痛める日々です。

でも、確実に喜んで頂けると思うとやりがいでもあります。

快適はあたりまえ、でクライアントに寄り添う住まいを造っていけたらと思っています。

 

 

2017.6.20/ブログ/コメントする

うれしい講評を頂きました

随分遅くなりましたが、先日のリフォーム・リノベーションコンクールの授賞式の写真が、同席したカメラマンから届きました。

L1004912大阪城が真正面に臨める府庁の正庁の間。

この賞の講評がとても嬉しかったので、ご紹介します。

<子育て期の核家族の家から、夫婦二人のゆったりした生活のための家へと、しなやかな変貌を遂げている。

不要な間仕切りを取り払い、広い室空間や便利な動線、通風を確保し、外部空間の豊かさも享受できる。

さらにバリアフリー、耐震性能、省エネルギーなどの性能向上にも配慮した。>

設計者冥利につきるありがたいお言葉です。

L1004919

 

工務店の方々、構造設計者、断熱気密のアドバイザー、かかわった方々がたくさん集まってくれました。

そしてお施主様、実は大学時代の仲良し。みんなの力で、本当にやりがいのある充実した現場でした。

感謝!

IMG_5299

 

 

2017.5.8/ブログ/コメントする

バルコニーのコーディネイト

普段は、人様のおうちや事務所の設計をしたり、時々マンションのインテリアコーディネイト158をお仕事としていて、自分のすまいはつい後回し。

 

紺屋の白袴みたいな生活を少し反省して、自宅マンションのべランダをおしゃれにしてみようと思い立ち。

 

こちらはBEFORです。

 

ごく普通のマンションベランダ、14階になります。

季節のいい時にここでお茶でもできたら。

グリーンも楽しみたいなというコンセプトで。

 

 

ウッドデッキは大工さんにお願いしました。IMG_3517

できるだけ手すりの先端まで床材を伸ばしてもらって、サッシ網戸がギリギリあたらない高さまで床面を嵩上げしたら、とても広く感じるようになりました。

 

ポイントはやはり家具。

座面の低いタイプの椅子、こちらはネットで。

 

コーヒーテーブルもこのくらいの大きさのものを探すのにてこずりましたが、BoConceptのものがぴったりでした。

 

広さにちょうど見合う家具を見つけるのはとても難しいのですが、これが成功するとグッと空間がよくなります。

 

 

家具選びは、家具自体のデザインについつい気をとられてしまいがちですが、どこに、どういう使い方をするために選ぶのかを明確にしてしつこく捜すことが大切です。そしてサイズ選びは熟考する必要があります。そういうことで、設計したお宅の家具も、いつも一緒に提案させてもらっています。

さて、わが家のベランダのプチリニューアル、もう少し緑を増やして、夏までには西日を遮るしつらいをと考えていますが、仕事も忙しくなってきたので、一旦休憩です(^_-)

 

2017.1.18/ブログ/コメントする

完成物件の撮影

耐震と高気密高断熱のリノベーションが完成して、しばらくして竣工写真の撮影におじゃましました。

293

カメラマンの横からこちらもスマホで撮影。

ウッドデッキにグリーンやお花をたくさん飾ってくれていてうれしい限り。

今は寒いけど暖かくなったら、お外で食事するにはもってこいの場所ができました。

お引越しして10日ぐらいですが、以前よりずっと暖かくなったと言って頂いてホッ。

これからもっと寒くなっていくので、どんな体感になっていくのかなどとても気になります。

なにしろリノベーションの高密度高断熱は、参考にできる事例がまだほとんどなく、その都度悩みながら仕様を決

めていくので、その結果が今後の設計の詳細を決める指針になります。

303

ちょうど昨日、初めての冬を越す、リノベしたクライアントからメールがありました。

暖かいので水仕事が苦になりませんとの報告が。ストーブつけたらあっという間に暖かくなるとのこと。

既存の改修は、新築ほど気密はとれないのでちょっと心配していましたが、快適に過ごして頂いているようで、

胸をなでおろしました。

これから厳しくなる寒さ、室内温度を上げていくと結露はどうなるのか、心配の種はつきませんが、

ずっと見守っていきたいと思います。

 

 

2016.12.12/ブログ/コメントする

藤井厚二設計の昭和初期の住宅

先日、昭和10年に建てられた名作「小川邸」を見学させて頂きました。

修復の真っただ中でしたが、あちこちに設計者の心憎いディテールや思い入れを感じられて心を掴まれました。

こちらは床の間。085

この位置に床柱がくる?と思いますが、

なんとなく定石を外した粋が感じ

られます。

 

077

このころは家具も、照明器具も、設備も、全てこの空間に合うようにデザインされています。

087

こちらは茶室の照明。

客側と亭主側、両方に光が行くような建築と一体にな

った明りです。

 

窓廻りにせよ、建具の金具にせよ、換気口にせよ、

設計者が考え抜いたできあがりなゆえ、見ていてしび

れるのでしょうね。

 

完成は来年だということです。

当時のままに再現された小川邸を見れるのを楽しみに

しています。

2016.11.16/ブログ/コメントする

家具選びひとつで空間が変わる

イメージで選びがちな家具の選定。

安くはないので、慎重すぎるくらい、様々な角度で検討することがとっても重要です。

設計したおうちに合う家具を、図面をIMG_4335持ってクライアントとショールームなどに何度も確認に行きます。

今回はお施主様が、ぴったりのダイニングセットを見つけてこられました。

なので一緒にお店に行ってカバーの色などを選定しました。

無印良品の品物で、はだしの日本人がくつろげる低い高さのテーブルです。

60cmの高さは思い切った寸法だと思いますが、これがとても落ち着きます。

低い高さが以外となくて、テーブルだけオーダーで、後は椅子の脚を切ったりもしていました。

セットの椅子も高さが合わせてあり、脚が曲げ木でフラットなので、柔らかい杉の床を傷つけずに馴染んでいます。

 

IMG_4333

こちらは柏木工のカウンターチェア。

工事が始まる前でしたが、安くなっていたので購入。

こちらも空間に溶け込んでいます。

座面がかなり広く中央がなめらかに窪んでいるので座り心地が大変いい。

造り付けの家具とのバランスもとらないといけないので、家具購入には神経を使います。

その分、ぴったりはまると本当にうれしいものです!

2016.11.2/ブログ/コメントする

今日は気密測定

木造住宅の隙間面積を測定する気密測定。

ひと昔前の住宅は隙間だらけで、風通しは良いものの、寒くて計画換気もできないものでしたが、これからのリフォームはそこを改善して家中同じ温度になることを目指します。

今回は完成手前の施工途中での測定。IMG_4307

このでっかい機械で家中の空気を外へ抜いていきます。

すると、機械を動かすにつれ、どこから風がはいってきているかとても良くわかります。

手をあてると風を感じる箇所はさにあらんという部分です。IMG_4308やはり未施工の部分の空気のもれがテキメンなので、監督さんが仮に塞いでいきます。

結果はほぼ想定どおりで、施工上の問題はなさそうですが、完成してからの

測定ではないので、はっきりしたC値が出しづらいのが難点。

ただ施工途中の測定は不十分な部分の手直しができるのが利点なので、どのタイミングで測定するのか判断が難しいものです。

IMG_4298

完成まであと少し。楽しみです。

2016.10.15/ブログ/コメントする

リノベーション大好き

室内にグラスウールが充填され、気密シートが貼られていきます。

現場が形になってきたので、ここで仕上がりをイメージして、これから先に取付いていく部材

や機器の素材感や高さ関係を、今一度再考して調整していきます。

133

 

134高気密高断熱住宅にとっては、コンセントボックス等

の設備屋さんの施工が気密に大きく影響してくるで、

専用の部材を使って周囲をテープで塞いでいきます。

 

 

 

 

広くなったベランダの防水も順調です。

131

こうしてカタチが見えてきた段階で、お施主さんと現場でいろいろ話して確認してもらうこと

がとても大切です。

いいアイデアを頂くことが結構ありますし、こちらが閃いたことをを提案することもあります。

だから、リフォームはおもしろい。大好きです!(^^)!

2016.9.22/ブログ/コメントする


電話

お問合わせ

↑ Page top
PAGE TOP